旅つれづれ2 ないものはない
2013年 05月 15日
前回のつづき。
初めてのパリに浮かれながらホテルに到着。
この頃、まだ何も知らない幸せな私たち。
ボンソワーとチェックイン。
フロントのお姉さんが笑顔で迎えてくれる。
クレジットカードを見せてください〜と言われ、
夫よ出しておくれと私。
妻よ、出しなさいと夫。
……えっ。
えっ。
えええええ!?
ない。ないのだ。
ないったらない。
行く前にあんなに色々と確認し合ったのに、
お互いが持ってるものと勘違いしていたのだった。
カードが一枚もない、8泊9日のヨーロッパ。
キャッシュカードもないのでおろすことも出来ない。
あるのは所持金のみ。あまり現金は持ち歩かない方がよいと
聞いてたので、少なめ…。
ツアーじゃないので、食事代もかかる。
体中の血がザーッと音を立てて引き、
その後、瞬時に熱くなった。体よ。びっくりしたか。
機内でガイドブックを眺め、ここに行きたい、これも買いたい、
と浮かれていたあの頃…ジャズの流れる車でパリの夕暮れの街を
走っていたあの頃が懐かしい…。幸せだったあの頃の私たち。
むしろ知らなくて良かった。
とにかくチェックインをすませなければ。
青くなったり赤くなったりして大変な私たちに、動揺しつつも優しいお姉さん。
あ、あの〜なければいいですよ!と、お金を少し預けるように対応してくれた。
(チェックアウトの際に返しますので〜と)
ふらふらと部屋に入り、トイレに入って出てきた夫は笑っていた。
壊れたわけではなく。もう笑うしかないのである。
二人の所持金をかきあつめ、1日いくらで過ごしたらいける!と
計画を立てる…。
こんなビップな旅、もう出来ないかもねーなんて言ってたのに
結局学生の貧乏旅行になってしまった。
でもないものはない!のだ。
明るく生きるしかないのだー。
(結局、旅が終わってみればお金は十分足りたのだが…初日なので怖かったー)
気を取り直し、夜8時半でも明るい街を散策。
ギャラリーラファイエットという、老舗の百貨店に入る。
建物もだけど、この天窓みたいな造形が美しいのだった。
煌めく靴やバックたちに、そっとさよならを告げる。
お風呂につかって、バッタリと寝る!
明日から観光。
初めてのパリに浮かれながらホテルに到着。
この頃、まだ何も知らない幸せな私たち。
ボンソワーとチェックイン。
フロントのお姉さんが笑顔で迎えてくれる。
クレジットカードを見せてください〜と言われ、
夫よ出しておくれと私。
妻よ、出しなさいと夫。
……えっ。
えっ。
えええええ!?
ない。ないのだ。
ないったらない。
行く前にあんなに色々と確認し合ったのに、
お互いが持ってるものと勘違いしていたのだった。
カードが一枚もない、8泊9日のヨーロッパ。
キャッシュカードもないのでおろすことも出来ない。
あるのは所持金のみ。あまり現金は持ち歩かない方がよいと
聞いてたので、少なめ…。
ツアーじゃないので、食事代もかかる。
体中の血がザーッと音を立てて引き、
その後、瞬時に熱くなった。体よ。びっくりしたか。
機内でガイドブックを眺め、ここに行きたい、これも買いたい、
と浮かれていたあの頃…ジャズの流れる車でパリの夕暮れの街を
走っていたあの頃が懐かしい…。幸せだったあの頃の私たち。
むしろ知らなくて良かった。
とにかくチェックインをすませなければ。
青くなったり赤くなったりして大変な私たちに、動揺しつつも優しいお姉さん。
あ、あの〜なければいいですよ!と、お金を少し預けるように対応してくれた。
(チェックアウトの際に返しますので〜と)
ふらふらと部屋に入り、トイレに入って出てきた夫は笑っていた。
壊れたわけではなく。もう笑うしかないのである。
二人の所持金をかきあつめ、1日いくらで過ごしたらいける!と
計画を立てる…。
こんなビップな旅、もう出来ないかもねーなんて言ってたのに
結局学生の貧乏旅行になってしまった。
でもないものはない!のだ。
明るく生きるしかないのだー。
(結局、旅が終わってみればお金は十分足りたのだが…初日なので怖かったー)
気を取り直し、夜8時半でも明るい街を散策。
ギャラリーラファイエットという、老舗の百貨店に入る。
建物もだけど、この天窓みたいな造形が美しいのだった。
煌めく靴やバックたちに、そっとさよならを告げる。
お風呂につかって、バッタリと寝る!
明日から観光。
by studio_ryoko
| 2013-05-15 13:16
| 旅